はじめに
私の一押しのアニメの一つ、
「蒼穹のファフナー」について。
専門用語や独特の雰囲気、ロボアニメであることやシリーズものであることで多少人を選ぶとは思うが、とても楽しいので見て欲しい。
ここではシリーズに入るための軽い解説的なものを。
あらすじ
宇宙からの侵略者「フェストゥム」と人類の戦いの物語。
人類は人型ロボット「ファフナー」を用いてフェストゥムと戦うが基本的に劣勢。
世界は本編が始まる前に割と滅びつつある。
主人公の「真壁一騎」は上記の状況を何も知らずに平和な離島「竜宮島」で暮らしていた少年。
ある日フェストゥムが島に攻め込んで来たことをきっかけに、少年は戦い始める。
特徴
ロボットアニメ
人型ロボットVS人外の敵の構図。
HEAVEN AND EARTH辺りからは派手でスピードもあり見ごたえ抜群。
登場人物
作中で時間が流れていくので、少年が青年に、守られていた者が守る側に成長していく。
また、設定的な都合によってファフナーに乗って戦うのは子供なのだが、大人たちに守られていると感じられるくらい頼もしくてカッコいい大人がたくさん出てくる。
当人同士のみで伝わる会話
ファフナーの登場人物は「登場人物同士」で会話をしているので第三者である視聴者には伝わらないこともしばしば。
ここに多数の専門用語が入るので初見では「何言ってるんだこいつら？」となることも。
ファフナーシリーズの弱点でもあると思うが、心の機微的なあれが感じられて私は好き。
絶望
頼もしい大人達が出てくるが、敵はそれを上回る凄まじい絶望を振りまく。
戦死やらなんやらはロボットアニメの常だが、単にそれだけで済まないものが随所に控えている。
順番
ファフナーシリーズは現在のところ以下の通り。
- 蒼穹のファフナー
テレビアニメ第一期。通称無印。2004年公開。 - 蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT
OVA（厳密には違う）。2005年公開。 - 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
劇場版。2010年公開。 - 蒼穹のファフナー EXODUS
テレビアニメ第二期。2015年公開。 - 蒼穹のファフナー THE BEYOND
順次劇場公開。2019年～
ラッカのおすすめ視聴順
公開順にすると無印が最初になるが、少し古いこともあり単純に受け付け辛い面もあると思う。
時系列順では「RIGHT OF LEFT」。
だがこちらは他のシリーズの視聴が前提となる作品なので、最初に見るのはおすすめ出来ない。
ラッカが最初におすすめするのは「EXODUS」
時系列では4番目にあたる作品なので他のシリーズでの話や専門用語はガンガン出てくるが、それらを正確に理解していなくても綺麗でぬるぬる動く映像と、動きの大きい話で十分に楽しめると思う。
細かいことはともかく、「なんとなく」で見ていてもOK。
まずはこれでどんな話なのか、肌に合うのかを見るのが良い…かな…？
各作品の簡単な紹介
時系列順
RIGHT OF LEFT
本編開始前に何があったのか、というお話。
一騎やノートゥングモデルがいない…要するに、
「まだまともに戦えない頃」。
約一時間。
他のシリーズの穴を埋めるポジションの作品なので、少なくとも無印の後に見ることを推奨。
無印
全ての絶望の始まり。
製作年代的な問題は若干感じる映像。
全26話。
「何も知らない少年」を主人公として話が進むので、世界観全体を理解するにはこれ。
後々まで影響する非常に大きな出来事の話である他、ここを見ていると登場キャラクター達の成長も楽しめる。
HEAVEN AND EARTH
無印とEXODUSを繋ぐ作品。
約一時間半。
本編後のあれやこれやの後どうなったのか、そしてこの世界は今後どうなるのかというお話。
映像の質や長さはちょうど良いが、ストーリーは無印前提となっているので最初にはあまりおすすめしない。
EXODUS
テレビアニメ第二期。
大きく動く映像と話で入門におすすめ。
全26話。
HEAVEN AND EARTHからはそこそこの時間が空いており、今までとは別のストーリーが始まったと思っても良い。
見知ったキャラクター達の成長、竜宮島以外の世界、ファフナーの派手な戦いなどが楽しめる。
竜宮島に飛来する「人類軍」の輸送機。
彼らの告げる新たなる危機と希望。
生き残るため、世界のためにどうするのか。
そして、新たなる「敵」との戦いが始まる。
THE BEYOND
最新作。
製作の終わったものから劇場公開する形。
全12話予定で現在3話まで。
EXODUSで終わっても良かったじゃん…見たいけど見たくないの…見たいけど…
専門用語
ファフナー
対フェストゥム用の人型ロボット。
フェストゥムが持つ読心能力を防ぐことが出来る。
パイロットになれるのはほとんどが10代の少年少女。
搭乗することで同化現象が進んでしまう。
フェストゥム
宇宙から来た謎の侵略者。材質はシリコンらしい。
読心能力と同化現象で人類を圧倒し、世界のほとんどを滅ぼした。
金色の化物。
意思疎通が取れないわけではないが、考え方は人類と全く異なる。
同化現象
自分と相手を同じにする、同化されたものは「いなくなる」。
細かく説明すると大変。
要するに「侵食されて死ぬ」。
竜宮島
物語の主な舞台。
人類の本流とは外れた考えで単独行動しており、新たな生存の道を探すと共に「平和」という文化を保存している。
（フェストゥム襲来後は世界中が戦争状態で戦いのない頃を知る者がいなくなりそうだった）
巨大な「島」そのものが移動している。
人類軍よりも進んだファフナー技術を持つ。
人類軍
生き残った人類最大の組織。
組織の目的は「人類が生き残ること」。
果たして、彼らの言う人類とは何を指すのか。
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